邦画としては、実に良く出来ている。
世界の中心で〜だとかみたいに、明らかに狙っている感が出てない所が特に良い。

被告が妻を殺してから3日目に出頭したため、
その間の空白の2日間を解き明かしていく、というのが、大筋なのだけれど、
正直、この2日間は全然大した謎ではない。

それなのに、この作品が良く出来ていると感じられるのは、
登場人物それぞれの思いがあまりにも上手く描かれているからだと思う。
警察、検察、マスコミ、弁護士、義姉、判事、それぞれの目から、
それぞれの思いを満遍なく描かれているので、
観ていて退屈にならない。

これは今までみた邦画のなかでも、5本指に必ず入る作品。
文句無く、人に勧められます。

コメント