ごく平凡な人生を送っていた男オ・デスは、意識を取り戻すと、狭い監禁部屋にいや。その後15年間、理由も分からないまま監禁され続け、突然解放される。いったい誰が!?何の目的で!?若い女性ミドの助けを借りて、復讐を誓うデスのもとに現れた謎の男う人。彼はデスに5日間で監禁の理由を解き明かせと、お互いの命を懸けた「ゲーム」をもちかける。そこには想像を絶する、恐るべき策略がめぐらされていた・・・

とにかく面白かったです。
インファナル・アフェアを観たときの興奮が蘇ってきた感じ。
でも、インファナル〜よりもこっちの方が、格段に好きです。
そして何より、日本の映画技術の乏しさを身をもって感じてしまいました。

まず、映像として凄くパク監督のセンスが伺えます。
例えば、ちょっとしたカメラアングルだとか、登場人物の間だとか、背景の色だとか。
回想シーンと現実との微妙な織り交ぜ方だとか。
どれをとっても、とにかく上手いんです。
ちょっとした天気の色でさえも、作品中のそれぞれのシーンにあった色で表現されていて、
そういった面でも凄く観ていて飽きなかったです。
また、色々な色の変化があるから余計に、画面がワンパターンになっていなかったので観やかったてのいうのもあるし。

次に音楽のタイミングが凄くいい。
耳にしっくりくるワルツの音楽、それが要所要所で流れる時の音量やタイミング、
それに無駄に流したり、無かったりというのが全然感じられなかったです。

そして一番の見所は、主演のチェ・ミンシクの演技。
監禁される前の陽気なおばかさんに監禁中のキチガイぶり、そして解放後の復習を生きがいにした男。
その3役と言ってしまった方が良いほどの違いを迫真の演技で見せています。
それはもう、観ているほうが辛くなってくるほどです。

何度、
「彼本当に主人公?」
とつぶやいたことか・・・。

最後にオ・デスがなぜ15年も監禁されたのか、
その理由は、人によればとても重大なことだし、人によれば気にも留めないようなこと。
現実じゃありえないような話かもしれないけれど、その復讐の理由に対して、
誰もが思い当たる節があるんじゃないでしょうか。
軽い気持ちのちょっとした一言が他人をどれだけ傷つけているか、その事について小学生じゃあるまいけれども、再度考えさせられてしまいました。

結構グロイシーンが多いので、韓流ブームの延長で軽いノリで観るとかなり痛い目見ると思います。
けれども観る価値は十分ある映画なのでぜひ。

オールドボーイ公式ページ

http://www.oldboy-movie.jp/

とにかく面白いです。
只、他言無用掲示板でもネタバレだろ・・・っているのがあるので注意です。

どうでも良いですが、京極夏彦の姑獲鳥の夏のトレーラーを見ました。

姑獲鳥の夏公式ページ

http://www.ubume.net/

キャストが発表されたばっかの頃はエーと嘆いていたのですが、
今回映像としてみてみたら、意外としっくり。(笑)
一番イメージ違いだった榎木津@安部寛も結構すんなりみれたので、
もう楽しみで仕方ないです。
早く公開されないかなぁーvv

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