1897年、ペンシルヴェニア州のとある深い森の中に存在する小さな村は周囲から孤立していた。村では皆が家族のような暮らしをしていたが、その暮らしを守るために作られた奇妙な掟を、村人たちは守らねばならなかった。しかし、ある日のこと盲目の少女が、恋人の命を救うためにその掟を破ろうとしていた。

M・ナイト・シャマラン作品=最後のどんでん返しという方程式を拭ってから観ていただきたいのがこの作品。
オチが途中で読めてしまうので、そういうのを期待していると本当に痛い目みます。

が、逆にオチが途中で解ることで、物語のミステリーではなく、村人達の感情を描いたドラマの部分が凄く引き立っているので個人的にはこういうのも結構好きです。

村の秘密を知っている大人の苦悩や、何も無い世の中で生きていた子供の純粋さからくる戸惑いなど、出演陣の演技も凄くよかったと思います。
やっぱりミステリーとしてよりもドラマの方にばかり魅力を感じてしまいます。

でもまあ、シックスセンスのオチの強烈さが未だに残っている今、
シャラマンの次作はどんでん返し抜きでも面白い物であるように期待したいところです。

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