24にもなるのにバースデーケーキにバースデーパーティ。
そしてギャルソンのセーターのプレゼント。
それがすごく羨ましくて、背伸びしてヴィヴィアンの財布なんてプレゼントを贈った私は後悔した。

なんていうか、家族絡みのバースデーケーキなんてものはかれこれ10年近くみていない。
最後に食べたのがいつだったかなんて覚えていない。記録にあるのは、1歳の誕生日。まだあたしが「ひとりっこ」だった頃。

今年のあたしの誕生日は仕事で、しかもケータイを失くしてたものだから、なんの感情も持たない日だった。
彼氏からはプレゼントを貰ったけれど、あんまり感動しなかった。
結構好きなブランドのネックレスだったけれども、なんていうか、値段が軽く見据えちゃって、嬉しさよりも、ああこの程度の値段の存在なんだって愕然とした。

自分にはギャルソンだとか、バーバリーの何万もするもん買いまくってるし、使いもせんのにあたしにくれたネックレスと似たり寄ったりな値段の手帳を見栄で買ってるくせに、ってイライラした。

結局バースデーデートなんて可愛いもんはしないで、彼氏の家でテレビ見て2時間もしないうちに帰った。
彼氏の母親と父親に「誕生日おめでとう」って言われた瞬間にドン引きして、気分もクソもなくなったから。

本当は誕生日プレゼントなんてクソがつくほど面倒くさくて仕方がないからアマゾンのギフト1万円とか、むしろ現金1万円むき出しでとかにしたいくらいだったのに、態々何買いに行ってんだろって虚しくなってきた。

そして同じくらいクリスマスが面倒。
プレゼントとかさ、なんであげなきゃいけないわけ?って思うの。
デートとかさ、どうせキラキラした素敵なもんできるような力量もないたかがプーの分際の人間なんだからなんもしなくてええわって思ってたら、

「オレ仕事はいったから、クリスマスはうちでまったりしよーぜー」

なんてアホみたいな事言いやがる。
つーか、24にもなっても誕生日祝ってくれるような家でクリスマスなんて死んでもごめんだわ。

ティファニーだとか、エルメスだとか、そんな片手で買えないようなプレゼントくれれば別だけれど。

勿論、ティファニーもエルメスも欲しいなんて思わない。
だからこそ、「欲しい」の。

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